SMOKE

thx_19692005-08-14

ニューヨーク3部作が有名な 「ポール・オースター」原作 映画のために書き下ろし ウェイン・ワン監督作品 ハーヴェイ・カイテル主演で ミニシアターを席巻した作品
 トム・ウェイツのラストに流れる唄がなんとも言えず モノクロームの作品なのに 何故か自然の色合いと 大都会ニューヨークのカラーが凝縮していて 見ていて和む映画でした


 十数年間 毎日同じ時間に 同じアングルで写真を撮り続けている タバコ屋のオーナー オーギー その店にやってくる常連の 日常と非日常のストーリーが オースターらしい語り口で そのまま映像化され 見る度に ニューヨークが恋しくなってしまいます


 タイトルの「SMOKE」 映画ではタバコ屋さんなんだが 同じ名前でジャズバーアップタウンにあります
 観光客もちらほら 日本の雑誌や本にも取り上げられているんでしょうか? 18時頃からぱらぱらとお客さんが入り始め 深夜へ向かって最高潮の盛り上がりを見せていく「SMOKE


 ここ数年で急激に進んだアメリカの禁煙ブーム ニューヨーク マンハッタンでは建物の中では完全禁煙!


 この店も遂に禁煙?! 土曜日の夜に見に行くと狭い店内にぎっしり詰まったお客さんに向けて カウンターの中から 今日はノンスモーキングナイトだ!と アナウンスがあると 半数以上のお客さんから声援が 一部からブーイングが


 演奏するバンドのランクによって そのステージごと 曜日ごとに金額が違うものの 2ドリンク制は変わらず 毎度 1杯目はギネス1パイント 2杯目はオススメのバーボンを飲んで ほろ酔い気分になりながら ニューヨークのジャズを楽しむ夜を過ごしてしまう オススメスポットです


 もしかしたらオースターもこのお店に行ってのかな? 年代が全く違うので 「SMOKE」のオーナーがオースターファンなのか? ただの偶然なのか??
 とにかくどっちもお気に入りと言う「SMOKE」ニューヨークに行く前に映画を見て 現地ではジャズを聞きに行ってみてはいかがでしょうか?!