thx_19692005-10-25

日本映画というと まず最初に
黒澤明監督」の名前がどうしても目立ってしまいがち
確かに面白すぎる作品がずらり


一時期 私もすっかりはまって
姿三四郎」から「まあだだよ」まで
順番に白黒の中にも「色」を感じさせてくれる
素晴らしい作品たちに手に汗にぎり
1989年のアカデミー賞
特別賞を受賞した時には感動!


時を同じく もう一人の巨匠
岡本喜八監督」に出会ったのが
黒澤作品をほぼ全部見終わった頃
2001年の「助太刀屋助六」を最後に
去ってしまったのが寂しいが
「アルチザン」の異名を取る岡本監督


西部劇やハリウッドの大作風の作品もあれば
世に問う問題作まで幅広く造られていて
個人的には岡本監督大好きでした!


皇居の「桜田門
日本史を習っていると必ず一度は習ったこの門
水戸藩士が大老井伊直弼を襲撃した幕末
この出来事を岡本喜八が映画にすると
アメフトか何かのスポーツ作品のようになった
「侍」  1965年の作品だが
今見ても十分に面白い!
ナレーションから始まり 雪の降る江戸城
白黒の画面だが 大粒の雪がとても寒そうで
すぐに物語りに引き込まれてしまう
パワフルな作品


最近のCG頼りの大作品に飽きたら
まさに手造りのこういった映画が
手に汗にぎり ある意味ほっとします


昨日の晩に 蕎麦を食べながら
秋上がりの辛口を飲んでて ふと思い出した岡本監督
やっぱり良い作品 はいつ見てもいいんですね〜




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