新しい007のお気に入りは

thx_19692006-11-26


初代007 ショーン・コネリーが飲むお酒として有名だった
スミノフウォッカをステア(グラスでまぜる事)せずに
シェイクして造ったウォッカマティーニ
ピアース・ブロスナンになるとアブソリュートウォッカがベースになり
ヨーロッパのウォッカメーカー(と言っても巨大ギルドですが。。。)が
自社製品のCMのためにと映画の中でボトルやラベルが見えるように
お酒を飲むシーンがわざわざありましたが、
今回の新007はまた一味違う物を飲むそうです。


ゴードン(ジン)を3、ウォッカを1、キナ・リレを半分の割合で。
氷を入れてシェイクし、薄く切ったレモンの皮を一枚いれてくれ


と細かい注文を映画の中でしているそうです。


ゴードンを銘柄指定してくるあたりは
通と言うよりもこれまた巨大ギルドの巨額のお金の臭いがプンプンしますっ


で、あまり聞きなれない「キナ・リレ」


日本では某S社が販売されていますが
私の長い酒屋の経験ではほとんど売れない商品。。。
仕入れたことも1度か2度くらいかなぁ?


ワインコーナーの端っこか
リキュールコーナーのチンザノなんかの近くで
いつもほこりをかぶっていたようなイメージのお酒が
この映画のおかげで大ブームとなっているそうです。


もともとボルドーの小さな村でじっちゃん、ばっちゃんが
細々と造っていたお酒(私の勝手な想像ですが。。)で
ボルドー産のワインにフルーツリキュールをブレンドして
オークの樽で1年ほど寝かせると言う代物。


アペリティフとしてクラッシュアイスにオレンジピールなんかを浮かべて
ほろ苦さを楽しんだり、カクテル日本の少し使う程度だったのが
もう注文が殺到してえらいこっちゃ!になってるそうです。


日本での公開もそろそろの007
巷が騒ぎ出してこの「リレ LILLET」を探し回って
どこにも売ってなぁ〜いと嘆く前に
今のうちにご購入をっ!


きっと近くの小さな酒屋さんの一番地味ぃ〜な所で
きっとほこりをかぶっているはずですので
救出してじっくりと飲んであげてください。


LILLETのページ
http://www.lillet.fr/lillet.jsp?d=h&&lang=fr

X−MEN The last stand

thx_19692006-09-30

アメコミの映画作品として『スーパーマン』『バットマン』『スパイダーマン』に
続くヒット作品の最終章。



邦題は『ファイナルディシジョン』と付けられていますが
オリジナルは『The last stand』


前2作品はブライアン・シンガー監督が少しダークな陰のある登場人物たちを
描いていて作品にも重みがあり引き込まれる要素もたっぷりだったんですが


最終章は『スーパーマン・リターンズ』の監督があったため
ラッシュアワー』のブレット・ラトナー監督へバトンタッチ。


さぁそのバトンタッチが良かったのか?悪かったのか?
個人的には最悪でした。。。


折角の重みや幅、厚みが全部吹っ飛び
まるでマンガの世界(まぁ元々は漫画やからしゃぁないけど)
やりたい放題の意味不明点てんこ盛り!


がっかり...orz


監督が変わるとここまで作品の質が変わるもんやねんなぁと
改めて思い知らされましたっ あ〜あぁって感じ。


次回は主人公的存在のウルベリンがスピンアウトして単独作品になるとか
それとも今回の作品の最後に思わせぶりなシーンもあったので
まだまだ続くのか?


続きをするなら監督はぜひブライアン・シンガー監督に戻して欲しいわぁ

マーダーボールと言う映画

thx_19692006-09-29

試写会のチケットを戴いて見てきました。
前評判、前知識一切持たずに試写会チケットの写真と
コメントのみを見て、それほど期待せずに開場へ。


車椅子に乗って行うハードな車椅子ラグビーの映画で
2005年のアカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされた作品らしい
ドキュメンタリーと言うことでじみぃ〜な映画を予想していたが
オープニングからハードな音楽をバックに流しながら
服を着替えて出かける準備をするシーンから映画は始まる。


ただ、ズボンをはきかえるだけなのに両足が不自由で
両手の握力があまり無い人には結構大変なんですよと言うシーンで
今から始まる1時間25分の主役たちの立場を理解させられ
マーダーボールと呼ばれるパラリンピックでも正式種目のゲーム内容を
端的に分かりやすくアニメを交えながら解説し
2002年の世界大会から物語は始まる。


元々はアメリカ代表チームでスターだった選手が高齢と言うことで
チームを首になり、まだやれる!と言う意地を監督と言う立場で見せつけようと
最大のライバル カナダの代表チームに監督として就任する。


マーダーボールと言う競技はカナダで生まれて
世界大会が行われるようになってからずっとアメリカが連勝中だったが
彼がカナダへ行く事によって2002年の世界大会でカナダが初優勝!


初めて敗北を味わったアメリカチームが屈辱を晴らそうと
2004年のアテネパラリンピックへ向けて猛練習を始める。


選手達の普段の生活や練習、ボランティアの風景などを
引きの映像をあんまり使わずに顔をアップで撮るショットが多く
仲間内で話す普段の会話中の顔や、ボランティアで子供たちに車椅子での生活が
大変そうに見えるけど俺たちにとっては普通やでぇと説明する顔
彼女と一緒に遊ぶ顔、試合前になって集中してる顔などが撮られていて
登場人物それぞれへ見ている側も感情移入して行きやすい


遂にやって来た2004年のパラリンピック
自分の名誉と一度勝ち取ったアメリカからの勝利を返上すまいと
気合の入るチーム・カナダと金メダルのみを取るためにやって来た
チーム・アメリカの戦いが準々決勝で再現された


柔らかく流れる音楽と画面に表示されるカウントダウンされる試合時間
カナダとアメリカの得点を見ていて思わず手に汗握ってしまう


試合の裏側にもいろいろな物語があり
車椅子生活を強いられる原因となった当事者と家族や恋人が
それぞれの登場人物と複雑に絡み合って
誰もがヒーローでもなく、被害者でもない
応援してくれる周りの人たちと家族
それと自分自身


映画の最後には試合とその裏側の事たちがすべて一つになり
感動を与えてくれる。


全部が全部事実の物語?と疑いそうにもなるが
真実は小説より奇なり
素直に感動して泣ける映画でした。
http://www.klockworx.com/murderball/site.html

5年

あれからもう5年
初めてみたあの衝撃的な映像は
映画かドラマのワンシーンのようにも見えてしまうほど
私たちの危機管理や空想の世界とはかけ離れた事実が
オンタイムで全世界へ配信された。

私の大好きな街ニューヨーク
活気があり、昔と比べて遥かに安全になり
とってもフレンドリーになり
いつでも誰でも受け入れてくれる街になっていました


世界の中心とまで言われるほどの街にある
象徴的なビルを狙った
忘れられない出来事からもう5年
あれから私たちは何を考え何をし
何を教訓として残してきたんだろ


3年前の冬ニューヨークを訪れた時には
巨大なサーチライトで光のモニュメントを造り追悼し
去年訪れた時には
再開発が進み、パスの駅が出来上がり
新しいビルの基礎工事が進んでいましたが
あれほど優しい街になっていたのに
なんだか疲れ、ピリピリとした雰囲気が
世界を引っ張っていたはずなのに
誰かに助けを求めるような雰囲気も感じられました。


世界の中心地であり、経済の中心でもある街の
あの場所が、これからどういう立場になり
どういう場所になっていくんだろ
そこを訪れた誰もが
あの時の苦しさと辛さを忘れずに
その瞬間から憎しみを持たず
助け合い、与え合い、幸せを感じて
生きていけるようになれる
そんな場所になって欲しいです。




合掌

61年目

最後の最後に8/15の参拝をした首相


周りの国の事を考えると、どう?とも取れる行動やけど、
終戦記念日の今日、先人達にお参りするという行動は
個人であればええんちゃうん?と思ってます。


私の知ってる60年以上前の出来事って
何とか幕府が出来たとか、何とかの改新やとか
何百年も昔の話ばっかりを学校で教えてもらったような気がする。


肝心な「近代史」と言うものをほとんど理解せず
ニュースなんかで流れる誰かの作為的?な内容を
安易に解ったつもりになってる自分が怖いわ


とまぁ堅い話よりも話題の映画。
それも2部作が今秋と年末にかけて公開されます。


父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙
両作とも名匠クリント・イーストウッドが監督し
脚本は「ミリオンダラー・ベイビー」のポール・ハギス
プロデューサーにはスティーブン・スピルバーグの名前もあります。


何で2作品になったかと言うと
アメリカ側からの視点と日本側からの視点で描きたかったと言う
監督の意向を最大限に表現できる方法をとったからだそうです。


まずは10月に「父親たちの星条旗」が先行して公開され
硫黄島に掲げられた巨大な星条旗を支える6人の兵士と
その後についてドキュメンタリータッチで描かれ、
12月に「硫黄島からの手紙」が公開
こちらは渡辺謙が主演し、二宮和也伊原剛志らが名を連ねています。


もともとは日本側の視点で見た作品「硫黄島からの手紙」は
日本人の監督に撮らせるつもりだったのが、
アメリカ側の作品「父親達の星条旗」で好感触を得た
イーストウッド監督が自らメガホンを取ったそうです。


この2作品、どちらも感動と感慨をしっかりと与えてくれるものとは思いますが
「戦争に正義もくそもありゃしねぇ」って長渕剛の唄にあったり
故・岡本喜八監督の「独立愚連隊」で
国同士が諍いをしてても俺達にゃぁ関係ねぇと
最前線で鉢合わせになった敵同士が握手をして立ち去ると言う
イヤに納得できるシーンを思い出してしまいました。


結局は何も知らんのんとちゃうの?私。
と言うのが結論ですが、どれが本当なのかを
しっかりと教育して欲しかったです。



こんなに硬い日記を書くつもりではなかったが
えらい硬くなってしまった...

Prison Break

このところ映画の代わりに海外ドラマづいてます
ツタヤに行くと目立つところに置いてある
プリズンブレイク」が前から気になっていたものの
イマイチ手が出なかったのだが
ついに全7巻大人借りしてしまいました

一気にコピーしてじっくりと楽しんでいたんですが、
全7巻と勝手に思っていた私
7巻目の第1話を見ようと思ってたら
なぜか「24」が始まり
ジャック・バウアーが活躍してました

え〜なんのこっちゃ?!
DVD借り間違えた??と思って
よぉ〜く調べてみると
前半戦の7巻のみレンタル中で
残りは今年の12月レンタル開始らしい

ややこしいことするなよぉ〜!

物語はタイトル通り刑務所の中で進んでいきますが、
大統領の弟を殺した犯人として捕まり収監された
兄の汚名を晴らすことと、刑務所から脱獄させるために
天才肌の弟が完璧な計画を立てて同じ刑務所に入り
気の会う仲間を集めつつ、気の合わない仲間も出来ながら
脱獄へ向け着々と物語りは進んでいきます。

さぁ脱獄!と言った時に計画に無かったつまづきに
天才弟は落ち込む風を見せますが、
どう行動していくのか?!と
ここからが一番面白くなりそうなところでぷっつりと終わってます

12月まで待ってられへんわ〜
テレビでやってへんのかなぁ??

From the earth to the Moon

映画館へなかなか足を運べなくなったここ最近
テレビでやってる海外ドラマは前から好きやったけど
その質の高さはどんどんグレードアップしてますね


先日、日本のドラマで「めぞん一刻」が伊藤美咲主演で
五代君役を一般公募!と言うことで話題になっていますが、
伊藤美咲はええけど、どうせ日本のドラマでしょ〜と
あまり興味なし...どうして日本のドラマってクサイんでしょ
お金のかけ方が全く違うと言うところもありますが、
やはり演技の差と言うのも大きいんじゃないかなぁ


と、愚痴っていても仕方が無いけど
何で日本のドラマと比べてしまったのかと言うと
1998年の作品「From the earth to the Moon」と言う
アメリカのミニシリーズを今頃見て、感動させられたから。


アポロ13」を撮り終えたトム・ハンクスが製作総指揮し
全12話で、スプートニク・ショックからアポロ17までの数十年間を
実際の映像も交えながら、アメリカの意地と苦悩を
エンターテイメントばりばりで見せてくれている作品です。


これが8年も前の作品?と疑ってしまいますが、
オープニングで出てくるトム・ハンクスがやっぱり若い!ので
あ〜古いなぁと実感。


しかし、ドラマの内容はとってもしっかりとしていて
政治的な駆け引きや、技術的な苦労の影にある
人間模様などが細かく描かれ、テレビの前から離れることが出来ませんでした。


CGやVFXの技術はどんどん進歩し、どんな世界でも現実にあるかのように
見せることが出来る最近の映画技術がなせる業だとは思いつつ
月ごしに見える地球の美しさにうっとりと見とれてしまいます。


アメリカ3大放送局が競うように名監督や映画の有名俳優を使い
テレビドラマを作成していますが、なかなか日本で見ることが出来ないのが残念
見れたとしても数年遅れになるのは仕方が無いのかなぁ


最近始まった「LAX」や「The O.C」シーズン2になって
さらにおくが深くなった「LOST」もこれからの展開が楽しみです!


テレビが見れないなら、アメリカのようにi-tunesでダウンロード出来ればいいのにね
ちゃんとお金は払うから、オンタイムで見たいっ!